日本学術会議 URSI-C小委員会 第22期 第5回公開研究会の開催報告

テーマ:
「M2M通信と環境センシング」


1.報告者:日本学術会議URSI-C委員会 委員 宮本伸一(大阪大学)

2.日時:2012年12月21日(金)12:50〜17:50

3.場所:大阪大学,工学部,電気系E1-217講義室(吹田キャンパス)

4.参加費:無料

5.出席者数:75名

6.ローカルアレンジメント:宮本伸一(大阪大学)

7.研究会テーマ「M2M通信と環境センシング」

8.講演
  • 12:50〜13:00 開会挨拶
  • 13:00〜13:45 「NICTにおけるワイヤレスグリッドの研究開発と標準化・普及化への取組み」 児島史秀 (情報通信研究機構)
  • 13:45〜14:30 「スマートグリッドを実現する分散型電力制御ネットワークとその試作」 阪口 啓 (大阪大学)
  • 14:30〜15:15 「関西電力におけるスマートメーターシステムに関する取組みについて」 岩橋秀直 (関西電力)
  • 15:15〜15:30 休憩(30分)
  • 15:30〜16:15 「里山での活動を支援するセンサネットワーク環境の研究開発」 瀬川典久(岩手県立大学)
  • 16:15〜17:00 「気象災害の軽減を目指したレーダリモートセンシング技術の開発」 牛尾知雄(大阪大学)

9.見学会
 17:00〜17:50 気象用フェーズドアレイレーダ見学(於 大阪大学工学部電気系E3棟屋上) 参加者:53名

10.懇親会:大阪大学生協 カフェテリア 匠 参加者:23名

11.その他:第6回役員会を12月21日(金) 11:30〜12:20,大阪大学工学部電気系E3棟会議室にて実施.

12.所感:
 エネルギー資源の枯渇問題への対応および自然災害の被害軽減対策において,電波科学が果たす役割は益々重要になっている.
 今回の公開研究会では,「M2M通信と環境センシング」をテーマとして,ワイヤレスグリッド技術,スマートメーターシステムの技術開発,広域センサネットワークシステムの技術開発,レーダリモートセンシング技術に関する講演を行い,電波科学に 基づく新たなシステムインフラの可能性が議論され,今後の研究開発の進め方を考える上で有意義な場となったと思われる.
 また,2012年より大阪大学工学部電気系にて運用が開始された気象用フェーズドアレイレーダの見学を実施した.
 アレイ信号処理技術を駆使した最新のレーダ設備に対して活発な質疑応答がなされ,多くの参加者の関心を得ることができた.


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