日本学術会議 URSI-C小委員会 第22期 第4回公開研究会の開催報告

テーマ:
「アレー信号処理の非通信への応用」


1.報告者:日本学術会議URSI-C委員会 委員 西森健太郎(新潟大学)

2.日時:2012年9月21日(金) 13:00〜17:00

3.場所:小樽朝里クラッセホテル

4.参加費:無料

5.出席者数:19名

6.ローカルアレンジメント:西森健太郎(新潟大学)

7.研究会テーマ「アレー信号処理の非通信への応用」

8.講演(30分講演,20分質疑応答)
  • 13:00〜13:10 開会挨拶
  • 13:10〜14:00 「マルチアンテナのレーダ技術への応用 (MIMOレーダ)」 山田 寛喜(新潟大学)
  • 14:00〜14:50 「衛星通信用アレー給電反射鏡アンテナにおけるPIM (Passive intermodulation)」 織笠光明(NICT)
  • 14:50〜15:10 休憩(20分)
  • 15:20〜16:10 「空間信号処理技術を用いたインバータノイズの低減」 藤元 美俊(福井大学)
  • 16:10〜17:00 「MIMOを利用した空間センサによる屋内侵入者検出」 西森 健太郎(新潟大学)
  • 17:00 閉会
9.懇親会:小樽朝里クラッセホテル 参加者:18名

10.その他:委員会を9/22(土) 8:30-9:45で小樽朝里クラッセホテルで実施.

11.所感:
 今回は,最近の高速通信でかかせない技術となっているMultiple Input Multiple Output(MIMO)技術などの基礎となっているアレーアンテナを用いた信号処理技術に関し,通信以外でのアプリケーションでの適用に関する講演を4件依頼し実施した.講演内容としては,MIMOのレーダへの応用,Phased arrayでのPIM,インバーターノイズキャンセルへの適用,侵入者検知などの幅広いアプリケーションにアレーアンテナの適用可能性が示されるとともに,現状および今後の課題などが紹介され,活発な議論が行われた.電波科学の研究者,技術者にとって,今後の研究開発の進め方を考える上で有意義な場となったと思われる.

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