1. 報告者:日本学術会議URSI-C小委員会 委員 西村寿彦(北海道大学)
2. 日時:2026年6月5日(金) 13:50〜16:30
3. 場所:高山市民文化会館 会議室3-3
〒506-0053 岐阜県高山市昭和町1-188-1
WEB会議形式とのハイブリッド開催
4. 参加費:無料
5. 出席者数:会場17名,オンライン23名
6. テクニカルアレンジメント:亀田 卓(広島大学),岡崎 彰浩(三菱電機),西村寿彦(北海道大学)
7. ローカルアレンジメント:亀田 卓(広島大学),岡崎 彰浩(三菱電機),西村寿彦(北海道大学)
8.協賛:
* IEEE MTT-S Nagoya Chapter
* IEEE AP-S Nagoya Chapter
* IEEE VT-S Tokyo/Japan Chapter
* IEEE SSCS Japan Chapter
9.研究会テーマ:「次世代モビリティ・非地上系(NTN)通信技術の展開と課題」
10.講演プログラム
日本学術会議 URSI-C小委員会 第26期 第8回公開研究会の開催報告
テーマ:
「次世代モビリティ・非地上系(NTN)通信技術の展開と課題」
- 13:50〜14:00 開会挨拶
藤元委員長(福井大)
- 14:00〜14:35 「超高速鉄道向け無線通信システム」
小出 洋(JR東海)
- 14:35〜15:10 「HAPS通信サービスの実用化に向けた研究開発」
岸山 祥久(スペースコンパス)
- 15:10〜15:20 休憩(20分)
- 15:20〜15:55 「光通信機能を有する小型LEO衛星コンステレーションのための
ネットワーク機能の開発」
井上 保彦(アクセルスペース)
- 15:55〜16:30 「SARコンステ衛星システムの紹介と、衛星間通信及び地上での情報共有に
期待すること」
堀江 延佳(シンスペクティブ)
- 16:30閉会
※広報担当としての長年の貢献に対して、藤元委員長より小串伸一委員
(CQ出版)へ感謝状が贈られた。
- 20:00〜イブニングセッション 「イマドキのアマチュア無線で流行る低速デジタル
モードFT8」
太郎丸 真(福岡大学)
11. 懇親会
時間:18:00〜19:30
場所:リブマックスリゾート飛騨高山
参加者:13名
12. その他
役員会を6月6日(土曜日) 8:00〜08:45にリブマックスリゾート飛騨高山 205室にて実施
13. 所感
現在、6G(第6世代移動通信システム)のサービス開始に向け、国内外で多角的な無線技術の検討が進められている。とりわけ、地上から成層圏、さらには低軌道・宇宙空間へと広がる「広域・立体的な次世代無線通信インフラ」の整備は、将来の社会基盤を支える重要要素として注目を集めている。本研究会では、超高速移動体通信、HAPS(高高度飛行プラットフォーム)を活用した広域通信、LEO(低軌道)衛星ネットワーク、SAR(合成開口レーダー)観測ソリューションといった、陸・空・宇宙を網羅する最新の無線通信技術動向について、専門家による講演を通じて社会インフラや産業応用にもたらす価値を議論した。
JR東海の小出氏より、超高速鉄道向け無線通信システムについて発表いただいた。時速500 kmで走行する超伝導リニアにおける無線通信の課題をはじめ、列車制御・旅客サービス・車両監視といった各種通信用途について詳述され、スペースダイバーシティとサイトダイバーシティの組み合わせによる品質と冗長性の確保技術が紹介された。
スペースコンパスの岸山氏からは、成層圏を航行する無人航空機(HAPS)を無線基地局として活用する広域通信システムについてご講演いただいた。機体の運用特性や課題を踏まえた運用シナリオの最適化、機種ごとの使い分け方針が示されたほか、ケニアでの実証試験の成功や再生中継型ペイロードの開発、さらにMIMOやビームフォーミング技術の導入についてご紹介いただいた。
アクセルスペースの井上氏からは、小型LEO衛星コンステレーションにおける光通信機能の開発・実証をテーマに、衛星間ネットワーク機能、オーケストレーションサービス、地上ゲートウェイシステムの設計・検証について解説いただいた。経路選定、障害検出、ハンドオーバー、データ多重化などの衛星ネットワーク経路計画アルゴリズムの最適化と、シミュレーションや実機テストの取り組みが共有された。
シンスペクティブの堀江氏からは、SARコンステレーション衛星システムについてご紹介いただいた。100kg級の小型衛星を使用した3つの観測モードの解説や、多数の衛星を協調させることで実現する高解像度かつ高頻度な観測ソリューションについて分かりやすく説明いただいた。
これら4件の講演は、いずれも評価試験結果や実験データを交えた非常に説得力のある内容であった。将来の陸・空・宇宙を横断する最新の無線通信技術が、新たな社会基盤として大きな役割を果たすことが深く理解でき、参加者にとっても今後のワイヤレスネットワーク技術の活用法や課題への理解を深める大変有益な機会となった。
時間:18:00〜19:30
場所:リブマックスリゾート飛騨高山
参加者:13名
12. その他
役員会を6月6日(土曜日) 8:00〜08:45にリブマックスリゾート飛騨高山 205室にて実施
13. 所感
現在、6G(第6世代移動通信システム)のサービス開始に向け、国内外で多角的な無線技術の検討が進められている。とりわけ、地上から成層圏、さらには低軌道・宇宙空間へと広がる「広域・立体的な次世代無線通信インフラ」の整備は、将来の社会基盤を支える重要要素として注目を集めている。本研究会では、超高速移動体通信、HAPS(高高度飛行プラットフォーム)を活用した広域通信、LEO(低軌道)衛星ネットワーク、SAR(合成開口レーダー)観測ソリューションといった、陸・空・宇宙を網羅する最新の無線通信技術動向について、専門家による講演を通じて社会インフラや産業応用にもたらす価値を議論した。
JR東海の小出氏より、超高速鉄道向け無線通信システムについて発表いただいた。時速500 kmで走行する超伝導リニアにおける無線通信の課題をはじめ、列車制御・旅客サービス・車両監視といった各種通信用途について詳述され、スペースダイバーシティとサイトダイバーシティの組み合わせによる品質と冗長性の確保技術が紹介された。
スペースコンパスの岸山氏からは、成層圏を航行する無人航空機(HAPS)を無線基地局として活用する広域通信システムについてご講演いただいた。機体の運用特性や課題を踏まえた運用シナリオの最適化、機種ごとの使い分け方針が示されたほか、ケニアでの実証試験の成功や再生中継型ペイロードの開発、さらにMIMOやビームフォーミング技術の導入についてご紹介いただいた。
アクセルスペースの井上氏からは、小型LEO衛星コンステレーションにおける光通信機能の開発・実証をテーマに、衛星間ネットワーク機能、オーケストレーションサービス、地上ゲートウェイシステムの設計・検証について解説いただいた。経路選定、障害検出、ハンドオーバー、データ多重化などの衛星ネットワーク経路計画アルゴリズムの最適化と、シミュレーションや実機テストの取り組みが共有された。
シンスペクティブの堀江氏からは、SARコンステレーション衛星システムについてご紹介いただいた。100kg級の小型衛星を使用した3つの観測モードの解説や、多数の衛星を協調させることで実現する高解像度かつ高頻度な観測ソリューションについて分かりやすく説明いただいた。
これら4件の講演は、いずれも評価試験結果や実験データを交えた非常に説得力のある内容であった。将来の陸・空・宇宙を横断する最新の無線通信技術が、新たな社会基盤として大きな役割を果たすことが深く理解でき、参加者にとっても今後のワイヤレスネットワーク技術の活用法や課題への理解を深める大変有益な機会となった。
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