1.報告者:日本学術会議URSI-C小委員会 委員 村田英一(京都大学)
2.日時:2016年9月30日(木) 14:00〜17:00
3.場所:一般財団法人 和歌山教育互助会 湯処むろべ 2階 会議室
(和歌山県西牟婁郡白浜町)
4.参加費:無料
5.出席者数:20名
6.ローカルアレンジメント:宮本 伸一 委員(和歌山大学),塚本 悟司 委員(ATR),梅原 大祐 先生(京都工芸繊維大学)
7.研究会テーマ:「同一周波数同時送受信技術」
8.講演
日本学術会議 URSI-C小委員会 第23期 第7回公開研究会の開催報告
テーマ:
「同一周波数同時送受信技術」
- 14:00〜14:10 開会挨拶 委員長 菊間 信良(名古屋工業大学)
- 14:10〜14:50 「マルチホップ全二重無線通信」
宮路 祐一(豊橋技術科学大学)
- 14:50〜15:30 「無線全二重通信方式によるデータと電力同時伝送」
猿渡 俊介(大阪大学)
- 15:30〜15:40 休憩(10分)
- 15:40〜16:20 「全二重中継のための回り込みキャンセル系における残留自己干渉の解析」
福園 隼人(NTTアクセスサービスシステム研究所)
- 16:20〜17:00 「無線通信で非直交デュープレクス(NOD)を実現するための課題」
太郎丸 真(福岡大学)
- 17:00 閉会
9.懇親会:
むろべ 4階
参加者:17名
10.その他:
委員会を10月1日(土)08:30〜09:30にむろべで実施.
12.所感:
近年,同じ周波数帯を用いて送信と受信を同時に行う無線通信技術の研究が活発に行われている.この技術の着想自体は古くからあるものであるが,デバイス技術の進歩と無線通信の需要急増により近年現実性が増してきていると思われる.
第7回公開研究会では,この技術の最新動向について広く学び深く議論するために4名の講師の方をお招きした.最初に豊橋技術科学大学の宮路祐一先生より「マルチホップ全二重無線通信」と題して特にマルチホップ網を対象に技術課題と最新の研究成果について講演頂いた.続いて大阪大学の猿渡俊介先生より「無線全二重通信方式によるデータと電力同時伝送」と題して,同一周波数同時送受信技術を応用した電力伝送技術について講演頂いた.NTTアクセスサービスシステム研究所の福園隼人様からは「全二重中継のための回り込みキャンセル系における残留自己干渉の解析」と題して種々の伝搬路状況における残留自己干渉の解析について講演頂いた.最後に福岡大学の太郎丸真先生より「無線通信で非直交デュープレクス(NOD)を実現するための課題」と題してこの技術の位置付けとこれまでの進展,今後の課題について講演頂いた.
このように,今回の公開研究会は電波科学の研究者,技術者にとって今後の研究開発の進め方を考える上で有意義な場となったと思われる.
むろべ 4階
参加者:17名
10.その他:
委員会を10月1日(土)08:30〜09:30にむろべで実施.
12.所感:
近年,同じ周波数帯を用いて送信と受信を同時に行う無線通信技術の研究が活発に行われている.この技術の着想自体は古くからあるものであるが,デバイス技術の進歩と無線通信の需要急増により近年現実性が増してきていると思われる.
第7回公開研究会では,この技術の最新動向について広く学び深く議論するために4名の講師の方をお招きした.最初に豊橋技術科学大学の宮路祐一先生より「マルチホップ全二重無線通信」と題して特にマルチホップ網を対象に技術課題と最新の研究成果について講演頂いた.続いて大阪大学の猿渡俊介先生より「無線全二重通信方式によるデータと電力同時伝送」と題して,同一周波数同時送受信技術を応用した電力伝送技術について講演頂いた.NTTアクセスサービスシステム研究所の福園隼人様からは「全二重中継のための回り込みキャンセル系における残留自己干渉の解析」と題して種々の伝搬路状況における残留自己干渉の解析について講演頂いた.最後に福岡大学の太郎丸真先生より「無線通信で非直交デュープレクス(NOD)を実現するための課題」と題してこの技術の位置付けとこれまでの進展,今後の課題について講演頂いた.
このように,今回の公開研究会は電波科学の研究者,技術者にとって今後の研究開発の進め方を考える上で有意義な場となったと思われる.