１．報告者：日本学術会議URSI-C委員会　委員　塚本悟司 （ＡＴＲ）

２．日時：2010年9月2日（金）13:30〜17:30

３．場所：熊本高等専門学校　熊本キャンパス　くぬぎ会館　熊本県合志市須屋2659-2
http://www.kumamoto-nct.ac.jp/general/school/facilities/kumamoto.html

４．参加費：無料

５．出席者数：20名

６．ローカルアレンジメント：伊山義忠（熊本高専），楢橋祥一（ＮＴＴドコモ）

７．研究会テーマ「超高速通信と夢の実現」

８．講演（50分講演、質疑応答込み）

• 13:30〜13:40 開会挨拶　篠原 真毅 副委員長（京都大学）
• 13:40〜14:30 特別講演「まいど１号で夢の実現〜本命ミッションは人づくり〜」
  　�癘{ 日出夫 代表取締役社長（株式会社 大日電子）
• 14:30〜15:20「高速通信実現に向けた無線機アーキテクチャの課題と展望：時間−周波数軸リミタ/AGCの可能性」
  　太郎丸 眞 教授（福岡大学）
• 休憩(30 分)
• 15:50〜16:40「5GHz以上の周波数を用いた超高速移動通信システムの研究開発動向」
  　大矢 智之 主幹研究員（株式会社 ＮＴＴドコモ）
• 16:40〜17:30「次世代超高速無線LANに関する研究--IEEE 802.11acの標準化に向けて--」
  　宮永 喜一 教授（北海道大学）

９．協賛
IEEE MTT-S Japan Chapter
IEEE MTT-S Kansai Chapter
IEEE MTT-S Nagoya Chapter
IEEE AP-S Fukuoka Chapter
IEEE VT-S Japan Chapter
IEEE SSC-S Japan Chapter
IEEE ED-S Japan Chapter
IEICE 九州支部

10．懇親会：
熊本市内　和数奇司館　参加者：16名

11．その他：
委員会を9/2(木) 11:30〜12:00に実施．

12．所感：
　今回の研究会では、無線通信の研究動向や今後の課題など研究開発の将来を見通す講演が中心であった。リコンフィギャラブル無線機実現に必要な可変フィルタ、広帯域が確保可能である高い周波数の開拓、MIMOなど高度な信号処理手法の実用化など、急速にその利用が増加している無線通信での容量の確保に関する研究開発が意欲的に行なわれている現状が紹介された。
　これらの研究開発を成功させるにはASIC設計やアナログ設計などの地道な努力や匠の技と呼ばれるような各個人に立脚する技術が重要である。そのため、今後の発展に向けて技術開発を担う技術者や学生に対する夢を与える事でのモチベーション向上や能力開発の必要性が講演者から指摘された。